九州を離れる前の、最後の家族旅行。1歳9ヶ月の子どもと一緒の宿泊先に選んだのは、佐賀市の「古湯温泉ONCRI(おんくり)」。レストランで久しぶりのフルコースを食べたり、ゆっくり温泉に浸かったり、大満足のお宿でした。
温泉はもちろん、キッズスペースにショップに卓球まであって、宿の中だけで遊べる場所がたくさんありました。1歳9ヶ月の子連れで実際どうだったのか、お部屋や温泉、ごはん、キッズスペースのことなどを写真多めで紹介します!
- 子連れなら古湯温泉ONCRIがおすすめな理由
- 1歳の子連れで泊まった和室やキッズスペースの様子
- 15種類ある ぬる湯の温泉と、子連れでの入りやすさ
- 夕食・朝食の内容と、小さい子の食事のこと
- 赤ちゃん・子連れで行くときの持ち物と基本情報
佐賀・古湯温泉の山あいにある温泉宿。38℃のぬる湯を15種類の湯めぐりで楽しめます。
キッズスペースもあって、子連れ旅行にもおすすめです。
子連れなら古湯温泉ONCRI(ふるゆおんせんおんくり)がおすすめな理由

九州には有名な温泉地がたくさんありますが、小さい子連れなら古湯温泉(ふるゆおんせん)のONCRI(おんくり)はおすすめです。
- 38℃のぬる湯で、子どもと一緒にのんびり湯めぐりできる
- キッズスペースがあって、宿の中だけで1日遊べる
- 福岡市内から車で約1時間。佐賀駅からは無料送迎も
私たちは当時福岡に住んでいたので家から比較的近く、佐賀の主な観光地はかなり行き尽くしていたこともあって、夫の知り合いおすすめのここに決めました。翌日は近くの観光地の武雄市へ行くプランにしました。
ちなみにONCRIは、福岡の「ヒルトップリゾート福岡」(福岡市街を一望する高台のアーバンリゾートホテル)や宗像大社の茶房「むなかた茶愉」(宗像神社の参拝者休憩所)と同じグループ。むなかた茶愉やヒルトップにはクリスマスディナーにも行ったことがあってどの施設もセンスのいいおしゃれな素敵空間でした。
古湯温泉ってどんなところ?

古湯温泉は佐賀市の北の山あい、嘉瀬川沿いにある小さな温泉地。温泉街といってもにぎやかな感じではなく、川と山に囲まれた静かな湯の町という雰囲気です。
- 2000年以上の歴史:秦の始皇帝に不老不死の薬を探すよう命じられた徐福が見つけた、という伝説が残っています
- 文人に愛された湯:歌人の斉藤茂吉や画家の青木繁など、たくさんの文人や芸術家が滞在した場所。ONCRIの近くには茂吉の歌碑もあります
- その名も「ぬる湯」:泉温は38℃前後。ぶくぶく長く浸かれる、昔ながらの湯治場として親しまれてきました
- 秋は映画祭も:秋には「古湯映画祭」が開かれ、嘉瀬川で花火大会があることも
口コミでも「静かな山里でのんびりできる」という声が多く、観光地を巡るより「何もしない時間」を楽しむための温泉地だと思います。
アクセスと周辺環境(佐賀駅から車で30分)

ONCRIがあるのは、佐賀市富士町の古湯温泉。JR佐賀駅から車で30分くらいです。
街なかから北へ走っていくと、だんだん建物が減っていって山に向かって川沿いを進んでいくと見えてきます。
私たちは車で行きましたが、佐賀駅からの送迎もあるので(前日までに予約)、車がなくても大丈夫そうです。周りに大きな観光スポットがあるわけではないので、「宿でゆっくりしたい」という旅にはぴったり。
開放感あふれるロビーとウェルカムドリンク

中に入ると、ぱっと開けた開放感のあるロビー。右手に受付とレストラン、左手にショップとキッズスペースがあります。

和の雰囲気はありつつ、全体的にモダンで落ち着いた感じ。
到着してすぐ、ウェルカムドリンクとお菓子をいただきました。

1歳子連れで泊まった「和室」のお部屋レポ

広々とした畳の部屋&ベンチスペース
今回泊まったのは畳の和室。思ったよりもとても広くてスペースを持て余してしまうほど。
部屋は12畳(約52㎡)の和室。寝るのは布団なので、ベッドから落ちる心配がないのも1歳連れにはありがたいポイントです。

子どもが一番気に入っていたのは、部屋にあったベンチみたいなスペース。登ったり降りたり転んだりして遊んでいました。

お茶菓子はONCRIオリジナル。キャラメルアーモンドの最中みたいなお菓子でした。

お部屋の設備






部屋の外には自動販売機とウォーターサーバーもありました


可愛すぎる!子ども用パジャマ
子ども用のパジャマも借りられました。リボンが付いていてかわいい!

いつもと違う格好で、子どもも「旅行に来た!」感を楽しんでいたと思います。

可愛かったので本気で購入しようと思いましたが販売していませんでした…
子どもが大喜び!館内アクティビティ&施設

広くて安心!キッズスペース
子どもが一番楽しんでいたのは、なんといってもキッズスペース。



すべり台に、絵本やおもちゃもたくさん。しかもめちゃくちゃ広い!靴を脱いで上がるスタイルでした。
黒板にお絵描きもできるし、カプセルトイなどもありました。

キッズスペースは7:00〜22:00まで使えるので、朝ごはんの前や夕食のあとにも遊べます。絵本のほか、ままごとセットやブロック、木のレールなどもありました。
温泉宿って、大人はのんびりできても子どもは退屈しちゃわないかな…と心配になりますよね。おんくりなら館内に遊び場があるので、その心配はほぼなかったです。
セレクトショップ風のおしゃれなショップ
キッズスペースのすぐ隣にはショップがあって、佐賀のお土産や食品、雑貨がずらり。

ONCRIオリジナルの商品のほか、佐賀の工芸品やお菓子もあって、見ているだけで楽しかったです。



よくある旅館のお土産コーナーというより、セレクトショップっぽい雰囲気。



子どもがキッズスペースで遊んでいる間に、交代でショップをのぞけるのもうれしいポイントです。
大人も夢中になる無料の卓球コーナー

温泉の建物の2階に上がると卓球台と休憩所がありました。無料でラケットも置いてあるので手ぶらでOK。

階段付近にたくさん自動販売機もあって、湯上がりにひと休みするのにちょうどいい。1階にも休憩スペースがありました。湯上がりはここでパパに待っててもらいました!

キッズスペースで遊んで、ショップをのぞいて、温泉に入って、卓球して…と館内をうろうろしているうちに、あっという間に時間が過ぎていきました。
38℃のぬる湯で安心!温泉「SHIORI」の湯めぐり


ぬる湯だから全部めぐれる!15種類のお風呂
ONCRIの温泉は湯処「SHIORI(しおり)」。大浴場と露天風呂に、男女あわせてなんと15種類もお風呂があります。今回は私と子どもで一緒に入りました。

古湯温泉は38℃くらいのぬるめのお湯。熱い温泉だとすぐのぼせてしまいますが、ぬる湯なら長く浸かっていられるので、あっちに入って、こっちに入って…と湯めぐりが楽しめます。子どもと一緒でも入りやすかったです。
「え、まだあるの?」というくらい種類が多いので、どんなお風呂があるかまとめてみました。
| お風呂 | 場所 | どんなお風呂? |
|---|---|---|
| 歩行湯 | 大浴場 | 歩きながら入るお風呂 |
| 陶器風呂 | 大浴場 | 焼き物の湯船。焼き物のイメージがある佐賀らしくて、個人的にいちばん佐賀っぽいと感じたお風呂 |
| 寝湯 | 大浴場 | 寝転んで入る浅めのお風呂。体を伸ばしてのんびり |
| ジャグジー | 大浴場 | 泡が気持ちいいお風呂 |
| サウナ | 大浴場 | 大人のお楽しみ |
| 檜風呂 | 露天 | 木の香りがするお風呂 |
| 打たせ湯 | 露天 | 露天の奥のほうにあります。上から落ちてくるお湯を肩や背中に当てる |
| 岩風呂 | 露天 | 岩に囲まれた、これぞ露天風呂 |
| 桶風呂 | 露天 | 大きな桶の形をした小さめのお風呂 |
| 箱蒸し風呂 | 露天 | 箱から首だけ出して蒸される、ちょっと変わったお風呂。珍しくて私も入ってみました(子どもがいるので一瞬だけ) |
| 水風呂 | 露天 | サウナのあとに |
せっかくなので、とりあえず全部試してみました!
露天風呂からは天山を望むことができて、山に囲まれた開放感も魅力です。お湯は1日43トンも湧き出す自家源泉で、古くから「美人湯」とも呼ばれているそうです。
子連れにも嬉しい露天風呂

露天風呂も種類が多くて、湯船があちこちに分かれているので、他のお客さんと離れて入れました。子連れで大浴場ってどうしても周りに気をつかうけど、空いている湯船を選べたので落ち着いて入れたのがよかったです。
足湯もあります。
本館から温泉のある建物へ移動する途中の外にあって、屋根付きなので天気を気にせず使えそうでした。


今回は先客がいたのと、温泉に入ったので足湯は利用しませんでしたが館内散策の時にしてもいいですね!
脱衣所にはベビーベッドやベビー用のバスチェアがあるという口コミもありました。おむつが取れていない子の入浴については案内を見た記憶がないので、気になる人は予約時に宿に確認しておくと安心です。

ちなみに貸切風呂はありませんが、離れ「JIBOH」みたいに半露天風呂付きのお部屋もあります。家族だけでゆっくり入りたいなら、お風呂付きの部屋を選ぶのもありだと思います。一応全室内風呂付きです。
(湯処の利用時間:6:00〜24:00、泉質:単純弱放射能泉)
1階には読書スペースが


1階には本を読みながらくつろげるライブラリーもありました。本を片手にのんびりできる空間になっていました。私たちは子どもと一緒だったのでゆっくりとはいきませんでしたが、夫婦旅や一人旅で、静かに過ごしたい人にはぴったりだと思います。
ONCRIの食事(夕食「SEBRI」&朝食ビュッフェ)

夕食:佐賀牛も入った洋食フルコースと圧巻のバーニャカウダ
夕食は館内のバー&レストラン「SEBRI(セブリ)」で。

窓際の席だったので、外の景色を見ながらゆっくり食べられました。子ども用の椅子と食器も用意してもらえて助かりました。
夕食は18時〜(ラストオーダー21時)の間で、予約のときに開始時間を指定できます。小さい子連れなら早めの時間が安心。プランによっては、和食の「季味」や鉄板焼きの「Watahan」も選べます。
今回のプランは「シグネチャー・プラス」。佐賀牛やフォアグラも入った、全8品の洋食コースです。久しぶりのフルコースは特別感があって良かったです。口コミでもいちばん評判がいいのが食事らしいです。

洋食の「シグネチャー」プランには、佐賀ブランドポークがメインの基本コースと、佐賀牛やフォアグラが入る上位コースの「プラス」の2種類があります。どちらも全8品で、私たちが選んだのは上位の「プラス」のほう。佐賀牛を食べたいなら、こちらを選んでおきましょう。

中でも忘れられないのがバーニャカウダ。野菜の量がとにかくすごい!彩りもきれいで、見た目でも楽しめました。

種類も多いしカットも大きいし生野菜がたくさん食べられましたがこれだけ食べるのにすごく時間がかかりました!

ボリボリボリボリ
そしてびっくりしたのが、お皿。この日の昼間に立ち寄った有田焼の窯元「金善製陶所」の器が、夕食で使われていたんです!まさかここで出会えるとは思っていなくて、ちょっと感動しました。佐賀の食材だけじゃなく、器まで佐賀のもの。こういうところにも宿のこだわりを感じます。

子どもの分は、大人のコースから取り分けました。お子様メニューもあるのですが、隣のテーブルの少し大きい子のものを見たら、なかなかのボリューム。1歳9ヶ月のうちの子には食べきれなさそうだったので、取り分けにしてちょうどよかったです。
夕食は18時スタートで、終わったのは20時前くらい。

コースはそれなりに時間がかかるので、子どもが飽きちゃったとき用のおもちゃや絵本は、いつもどおり持って行くのがおすすめです!
※料理の内容は宿泊時のものです。
朝食:海苔を自分で炙る体験型ビュッフェ
朝ごはんはビュッフェ。和食が中心で、佐賀や九州っぽいメニューもいろいろありました。




楽しかったのが、海苔を自分で炙って食べられるコーナー。パリパリになっていくのを見るのがちょっとした体験になって、子どもとの朝ごはんにもぴったりでした。


朝からしっかり食べて、大満足です。

寄り道スポット:元祖吉野屋の「白玉饅頭」

おんくりに向かう途中、佐賀名物の白玉饅頭で有名な「元祖吉野屋」にも寄りました。明治15年創業の老舗で、場所は佐賀市大和町の川上峡。カフェもあるのでその場で食べることもできるみたいです。カフェメニューも充実していて美味しそうでした!
私たちはテイクアウトして、おんくりに着いてからお部屋でおやつに。
白玉饅頭は保存料を使っていないので、消費期限がとっても短いので買ったらその日のうちに食べてくださいね。通り道で寄りやすいので、佐賀旅行のおやつやお土産にもおすすめです。
古湯温泉ONCRIの基本情報&子連れの持ち物

私たちが泊まったプランと料金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラン | 【シグネチャー・プラス】佐賀牛やフォアグラを使用した全8品の上位コース(洋食2食付) |
| 部屋 | 12畳の和室(布団) |
| 宿泊日 | 金曜泊 |
| 大人 | 29,500円 × 2名 |
| 子ども(1歳9ヶ月) | 0円(未就学児・食事と布団なし) |
| 合計 | 59,000円 |
未就学児は食事と布団なしなら0円。小さいうちは大人の料金だけで泊まれるのもうれしいポイントです。料金は日程で変わるので、最新の料金は予約サイトで確認してください。
佐賀・古湯温泉の山あいにある温泉宿。38℃のぬる湯を15種類の湯めぐりで楽しめます。
キッズスペースもあって、子連れ旅行にもおすすめです。
基本情報(アクセス・送迎・チェックイン)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 佐賀県佐賀市富士町古湯556 |
| 電話 | 0952-51-8111 |
| アクセス | JR佐賀駅から車で約30分 |
| 送迎 | JR佐賀駅から(14:30・15:30発、前日までに要予約) |
| チェックイン/アウト | 15:00/11:00 |
| 料金の目安 | 和室1泊2食で大人1名約2.4万〜5.1万円(2名1室、プラン・時期による) |
| 客室 | 12畳の和室(約52㎡)ほか、和洋室・離れ・テント付きの部屋も |
| 夕食時間 | 18:00〜(L.O.21:00)、予約時に指定可 |
| キッズスペース | 7:00〜22:00 |
| 駐車場 | あり(無料・90台) |
| 温泉 | 湯処「SHIORI」6:00〜24:00、男女別 |
| 子ども向け | キッズスペース、子ども用パジャマ・椅子・食器、お子様メニュー |
赤ちゃん・子連れで行く際の持ち物&注意点

公式のQ&Aを見ると、赤ちゃん用品は持って行ったほうがよさそうです。
- 紙おむつ・粉ミルク・離乳食は宿に用意がないので持参を
- 持って行ったベビーフードは、スタッフに声をかければ温めてもらえる
- 哺乳瓶の消毒は、フロントか食事処にお願いできる
- 温泉のある別館にはエレベーターがないので、ベビーカーより抱っこ紐が楽かも
- 大浴場にはフェイスタオルしかないので、お部屋のバスタオルを忘れずに持って行く
- コースの夕食は2時間近くかかるので、子どもが飽きたとき用のおもちゃを
- 子ども用の食器は貸してもらえるけど、使い慣れたものがあるなら持って行くと安心
- お子様メニューはボリュームがあるので、1〜2歳くらいなら取り分けでも十分
※料金や営業時間、送迎の内容は変わることがあるので、最新情報は公式サイトで確認してください。
1歳子連れでONCRIに泊まってみた感想・まとめ

泊まってみて一番よかったのは、「宿の中だけで十分楽しめた」ことでした。
- キッズスペースがあるので、子どもが退屈しない
- 温泉はぬるめで、子どもと一緒でも入りやすい
- お部屋が広くて、子ども用の椅子・食器・パジャマもある
- ショップや卓球で、大人も楽しめる
古湯温泉エリアでは楽天トラベルの売れ筋1位になったこともある人気宿。温泉街の食べ歩きを楽しみたい人や、熱めのお湯が好きな人には物足りないかもしれません(「ぬるすぎる」という口コミもありました)。あと、テントの体験ができる「ONCRIソノテラス」というお部屋もあるらしく、これは子どもが絶対喜びそうです。1階部分が綺麗にモダンにされているので新しい宿みたいな感じで満足感がありました。
九州旅行の参考になれば嬉しいです✨
佐賀・古湯温泉の山あいにある温泉宿。38℃のぬる湯を15種類の湯めぐりで楽しめます。
キッズスペースもあって、子連れ旅行にもおすすめです。
チェックアウト後は武雄へ。有田から古湯温泉、武雄まで、実際に回った1泊2日のコース。こちらはまた別の記事で書きますね。
九州の子連れ温泉、ほかにも泊まってみました
家族だけで温泉に入りたいなら、客室温泉や家族風呂のある別府の「別邸はる樹」もおすすめです。こちらも1歳のときに泊まりました。
温泉街をおさんぽしながらのんびりしたいなら、同じ佐賀の嬉野温泉も楽しいですよ。




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