先日、家族3人で佐賀県嬉野市へ日帰りのお出かけに行ってきました!
1歳の子どもを連れてのプチ旅は、慌ただしさの中にもたっぷり癒しが詰まった1日となりました。
今回のメインは、以前から気になっていた「和多屋別荘」内のカフェや図書館、そして嬉野温泉の温泉街さんぽ。
家族でゆっくりと過ごした嬉野の一日をご紹介します。
嬉野市ってどんなところ?
嬉野市は佐賀県の西の方にある、自然と温泉に囲まれたのどかな町です。
中でも有名なのが「嬉野温泉」。とろっとしたお湯は「日本三大美肌の湯」のひとつに数えられていて、入ったあとはお肌がすべすべになると評判なんです。
今回の旅でも、足湯だけでしたがほんのり温泉のパワーを感じました。
それから、嬉野といえば「嬉野茶」も外せません。
緑茶なんですが、丸くくるっと巻かれた形の「玉緑茶」という種類で、まろやかで飲みやすい味。
温泉街のカフェでもこのお茶を使ったスイーツがあったりして、いろんな楽しみ方ができます。
そしてもうひとつの名物が「温泉湯どうふ」。
なんと、温泉のお湯で豆腐を炊いてるんです!そうすると、びっくりするくらいとろとろになって、スプーンですくえるくらい柔らかい食感に。本当に優しい味で、赤ちゃん連れでも安心して楽しめました。
県内のスーパーにも温泉豆腐と温泉水が売っていて自宅でも簡単にトロトロの湯豆腐が楽しめるので探してみてくださいね。
そんなふうに、嬉野は温泉だけじゃなくて、お茶や豆腐など地元の食文化も魅力たっぷりの町。
ゆったりとした時間が流れていて、家族みんなでリラックスできる素敵な場所でした。
和多屋別荘で過ごす贅沢なひととき
最初に立ち寄ったのは、嬉野温泉を代表する老舗旅館「和多屋別荘」。
宿泊はせずとも、施設内にあるカフェやライブラリースペース、ポップアップストアなどを自由に楽しむことができるんです。
BOOKS&TEA 三服
和の落ち着いた空間に、選び抜かれた本がずらりと並び、ただ歩いているだけで心がほっと緩むような場所です。中にはうれしの茶農家「副島園」のカウンターがありこちらでも嬉野茶が楽しめます。こちらも予約が必要のようなので気になる方は公式HPをチェックしてみてください。
また本屋さんの中を奥まで進むとSuicaのペンギンやチーバくんなど、誰もが知るキャラクターを生み出した人気イラストレーター・さかざきちはるさん初の常設ミュージアム『ペンギンミュージアム』があり、落ち着いた空間で可愛らしペンギンのイラストやグッズなどに癒されました。
popup store
また、館内には期間限定のポップアップストアもあり、今回は「elemense(エレメンス)」というフレグランスのブランドが出店していました。
Made in ピエール・エルメ 和多屋別荘
和多屋別荘の中にある「Made in ピエール・エルメ 和多屋別荘」は、あの有名パティシエ・ピエール・エルメが手がけるおしゃれなカフェ。日本各地の素材を活かしたスイーツが楽しめる、全国でも珍しいスタイルのお店です。
中でも嬉野茶を使ったマカロンやケーキが人気で、地元・きたの茶園の煎茶や玄米茶を使った味はここでしか味わえません。白を基調にした洗練された空間で、のんびりお茶やスイーツを楽しむひとときは格別です。
カフェでは、ソフトクリームやドリンク、焼き菓子なども販売されていて、テイクアウトもOK。旅の合間の休憩にぴったりの、とっておきスポットでした!
1番の人気メニューはアフタヌーンティーのセットだと思います!こちらは前日17時までの予約制になるので行きたい方は予約をして行ってみてください✨

ピエールエルメ コンセプトショップ
まだまたたくさんあったよ

シリコーンプロダクツのSiNG
ぜひ遊びに行ってみてください!と言いたくなるほどのショップや体験。
宿泊しなくても温泉旅館で楽しめるなんてとっても良いですよね。

~人と人とを結ぶ香り~「香十」嬉野店

日本香堂 Yohaku fragrance
お昼ご飯は藤川豆腐店の「十笑(とうふ)」
お昼ご飯には、嬉野温泉街にある「藤川豆腐店」の十笑(とうふ)というお店で食事をしました。
ここは豆腐料理を中心としたランチが楽しめる人気店で、地元の方にも観光客にも愛されています。
いただいたのは、おぼろ豆腐と冷しゃぶのセット。とろっとろのお豆腐は、嬉野温泉水で炊かれていて、ふわっと甘みのある優しい味わい。娘も豆腐を少し分けてあげたら、美味しそうに食べてくれました。店内は落ち着いた雰囲気で、子連れでも気兼ねなく過ごせたのがありがたかったです。
湯豆腐を注文するとおかわりが出来るらしいのでたくさん食べたい方にはとてもいいですね。
おやつタイムは「うれし庵」でほっと一息
ランチのあとは、少し歩いて「うれし庵」という和カフェへ。
山下呉服店の一角でスイーツを製造販売しており、呉服屋さんが運営されているようです。赤ちゃん連れのわたしたちは奥の座敷へ案内していただいて、畳の小上がりだったので子どもも自由に動き回れて楽しそうでした。
ドリンクやケーキの種類もお茶を使ったものでたくさん種類があって目移りしてしまいました。
古民家風の外観がとても素敵で、嬉野らしいゆったりとした時間が流れています。
私は、抹茶ラテと濃茶のモンブランを注文。
嬉野茶が特別に感じる逸品。一口ずつ丁寧に味わいました。娘には少し早いけれど、いつか一緒にこうしてお菓子を楽しめる日が来るのが楽しみです。
長崎街道 本通りをお散歩して歴史と出会う
午後は、長崎街道 本通りをゆっくりと散策。レトロな街並みにカフェや雑貨屋さんが点在していて、歩くだけでも楽しい通りです。途中、シーボルトの足湯という場所に立ち寄って、旅の疲れを癒しました。足湯は無料で利用できるのが嬉しいポイント。家族で足を並べて、温泉の恵みを感じる時間は、ほっこりと幸せそのものでした。
この通りで見つけたおしゃれな陶器店「224porcelain(にによんポーセリン)」もとても素敵でした。シンプルでモダン、それでいて温かみのあるデザインの器たちは、思わず手に取りたくなるものばかり。自宅用に小皿をひとつ購入しましたが、帰宅後も嬉野の旅を思い出せるような特別なアイテムになりました。
最後は嬉野温泉駅前の「uplift shimojuku」へ
嬉野温泉駅前はすごく広い敷地で道の駅や公園もあり、無料の駐車場もありました。
最後の旅の締めくくりは、嬉野温泉駅前にあるおしゃれなセレクトショップ「uplift shimojuku(アップリフトシモジュク)」。
ここは地元のクラフト作品やおしゃれな雑貨、お茶やコーヒーなどがセンス良く並べられていて、まるで都会のギャラリーのような雰囲気。嬉野の伝統と現代の感性が融合した、とても面白いお店でした。
嬉野の酪農家ナカシマファームが手がけるカフェはミルクブリューコーヒーが人気のようで、そちらとソフトクリームを購入。普通のコールドブリューコーヒーとは違いミルクで出しているのは初めて飲みましたがカフェオレというよりはカカオが強めのチョコレートを混ぜた牛乳って感じでした(不思議な感想)
ソフトクリームは子どもも美味しそうに食べていました。
店員さんも親切で、娘に優しく声をかけてくれたのが嬉しかったです。ちょっとしたお土産探しにもぴったりです。
おわりに:また訪れたい、心ほぐれる嬉野の旅
温泉地のゆったりとした雰囲気に包まれながら、文化やグルメ、歴史にも触れられる嬉野は、家族で過ごす休日にぴったりの場所でした。娘にとっては初めての足湯体験や、お昼寝中に本の香りに包まれた空間など、小さな刺激がたくさんあったと思います。
次回はぜひ和多屋別荘に泊まって、温泉にもゆっくり浸かってみたいなと思っています。子ども連れでも安心して楽しめる、嬉野の魅力をぜひ皆さんも体験してみてください。
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